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backend 重要度 4/5 2025/2/12 15:00:00

Node.js Foundation、技術仕様の更新内容を公表

Node.js Foundation、技術仕様の更新内容を公表

Node.jsの開発チームは2025年2月12日、長期サポート版となるNode.js v22.14.0 (LTS)をリリースしました。このアップデートにおける最大の変更点は、実験的機能として開発が進められていた「Synchronous require() of ES modules」がデフォルトで有効化されたことです。これにより、開発者は`--experimental-require-module`フラグを指定することなく、CommonJS形式のコード内から直接ESモジュール(ESM)を呼び出すことが可能になりました。JavaScriptのエコシステムにおいて、CommonJSからESMへの移行は長年の課題でしたが、この変更によりライブラリの互換性維持が極めて容易になります。

技術面では、呼び出されるESモジュールがトップレベルのawaitを含まない場合に限り、`require()`による同期的な読み込みが許可されます。もしESモジュール内にトップレベルのawaitが存在する場合は、従来通りエラーが送出される仕組みです。また、V8エンジンが12.4から12.4.254.21へと更新されたほか、OpenSSL 3.0.15への更新を含む複数のセキュリティ修正が統合されています。これにより、パフォーマンスの向上と安定性の確保が図られており、プロダクション環境での信頼性が高まっています。

実務への影響として、バックエンド開発者は既存のCommonJSプロジェクトにおいて、ESMのみを提供している最新のライブラリを採用しやすくなります。これまでESM専用ライブラリを使用するためにプロジェクト全体のESM化が必要だったケースでも、部分的な導入が可能になります。ただし、トップレベルawaitの制限があるため、依存パッケージの内部実装を把握しておく必要があります。企業内のレガシーコードベースを最新の状態に保つためのハードルが下がった一方で、依存関係の解決ロジックが変更されているため、アップデート後の動作検証は必須となります。

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フェレット記者の用語メモ

esm

ESM(ECMAScript Modules)はJavaScriptの標準モジュールシステムで、`import`/`export`構文を使うよ。CommonJSの`require`/`module.exports`と違って、静的解析が可能でツリーシェイキングなどの最適化がしやすいのが特徴。Node.js環境でESMを使う場合、パッケージの`type`フィールド設定やファイル拡張子(`.mjs`)の扱いで混乱しやすく、特に既存のCommonJSベースのコードと混在させると、モジュールの解決順序やスコープの違いでエラーが出やすいのが落とし穴だね。

比較: CommonJS

出典: Node.js Foundation

要点を短く整理して掲載しています。詳細は出典を確認してください。

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