Google、PixelのベースバンドプロセッサにRustを導入しメモリ安全性を強化
Androidの通信基盤であるベースバンドにRust言語を採用することで、従来のC/C++実装で懸念されていたメモリ安全性の脆弱性を根本から削減します。2026年4月の公開情報として、Pixelデバ…
Googleは、Pixelデバイスのベースバンドプロセッサ(モデム)のファームウェア開発にRustを導入したことを公式セキュリティブログで発表しました。これまでベースバンドは複雑なC/C++のコードで構成されており、メモリ安全性の不備を突いたリモート攻撃の標的となってきましたが、Rustのメモリ管理機能を活用することでバッファオーバーフローなどの脆弱性を排除する狙いです。
従来、ベースバンドのようなリアルタイム性が求められる低レイヤー環境では、Rustの導入には性能面やランタイムの制約がありましたが、今回の移行により実行速度を維持したまま安全な開発パイプラインを構築しています。これにより、OSのサンドボックス外で動作する通信チップそのものの防御能力が向上し、攻撃者が無線経由でデバイスを制御するリスクが大幅に低減されます。
今後は新規開発コードのRust化が進む一方で、既存のレガシーなCコードとの相互運用や、異なるハードウェアアーキテクチャへの移植性が開発上の焦点となります。Pixel以外のAndroidデバイスや、他社製モデムを搭載する端末への適用範囲については、今後の展開や各ベンダーの対応状況に依存します。
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